GrokとChatGPTで割れた「投票するなら誰?」の答え

何があったの?
コーネル大学のTapan Parikh教授が率いる研究団体「Convovo」が、2026年10月24日に発表した調査が話題になっています。米国の中間選挙を控えた約500の選挙区について、2つのAIモデルに「誰に投票すべきか、一人だけ答えて」と繰り返し質問したというものです。
対象となったのは、xAI社の「Grok 4.7」と、OpenAI社の「GPT-6.1 Sol」です。結果は、Grokが92%の確率で共和党候補を、GPTが97%の確率で民主党候補を推薦するというものでした。2つのAIの回答が一致したのは10%未満だったとされています。
調査では、GrokとGPTが検索するサイトの違いにも触れています。Grokは保守系の有権者ガイドやSNSを参照する割合が高く、GPTはWikipediaや大手メディアの記事を多く参照していたとのことです。これに対しOpenAI社は「ChatGPTは標準では中立になるよう設計している。今回の調査は通常の使い方とは異なる、開発者向けAPIへの特殊な聞き方によるもの」とコメントしています。xAI社からは記事公開までに回答がなかったと報じられています。
初心者にはどういう意味?
AIチャットボットは、何も偏りのない「正解だけを答える機械」ではありません。学習したデータや、答えを探すときに参照するウェブサイトによって、同じ質問でも結果が変わってしまうことがあります。異なる新聞を読んでいる2人の友人に同じ質問をすると、違う答えが返ってくることがあるのと似ています。
この調査が示しているのは「GrokとGPTのどちらが正しいか」ではなく、「AIにも答えの傾向のかたよりがあり得る」という点です。記事内で紹介されている別の調査によれば、現時点でAIを選挙の判断に使っている米国人はまだ8%程度とされていますが、使う人が増えるほど、この”かたより”の影響は大きくなっていきます。
私はこう思う
同じ質問でもAIの種類によってここまで違う答えを出すのは意外でした。
AIにも個性があるのですかね?政治みたいな正解がなく大事なことはAIではかるより、自分の意見を大事にしたほうが良いと思いました。
今日からできること
- 政治や選挙のような重要な判断は、AIの回答だけに頼らず、必ず複数の情報源を確認するようにしましょう。
- AIに意見を聞くときは「どちらが正しいか」ではなく「それぞれの立場はどう違うか」という聞き方にすると、かたよりに気づきやすくなります。
- 普段使っているAIサービスが、回答を作るときにどんな情報源を参照しているか、気になったときはヘルプページなどで確認してみましょう。
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